コロニアル葺き屋根は、塗り替えによるメンテナンスが良いのか。放置して、駄目になったら葺き替えたほうが得策なのか。
両論がありますが、弊店では塗り替えによるメンテナンスを推奨しております。
下の画像は9月の台風で、雨漏りのご相談を受けた実際の例です。コロニアルの「反り」がひどく塗り替えでは対処出来ない状態でした。
カバールーフ工法によるガルバリウム鋼板平葺きでの葺き替えをご提案いたしました。塗り替えによるメンテナンスに比較 して、数倍の出費となってしまいました。
コロニアルはアスファルトシングルなどと違い、一旦大きく反ってしまいますと、元に戻しようがありません。数枚でしたら、差し替えと言うことも ありますが、これだけ全体的に反ってしまいますと、対処の仕様がありません。本来なら、既存のコロニアルを撤去して下地の改修後、新たな葺き 替えが理想なのですが、お客様の予算的なこともあり、簡易なカバールーフ工法になりました。
25年間放置したコロニアル葺き屋根の状態。苔の生え放題、「反り」放題。 | 反り返ったコロニアルは重ね目に大きな隙間が出来、台風の際に雨漏りした。 |